幼稚園や学校などの集団生活の中では、ひとたび感染症が発生すると、あっという間に病気が広がってしまうことがあります。
そこで学校保健安全法では、伝染病に罹患した生徒の登校停止のや学校の休業(学級閉鎖や学校閉鎖)措置について定めています。
キッズベースでは、学校保健安全法に準じて下記のとおり登園について定めております。
※学校保健安全法施行規則・2012年4月改正
病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
コレラ |
治癒するまで |
2-5日程度
1-5日程度 |
新型コロナ(感染) |
発症日から7日間経過し、かつ、症状軽快後24時間経過した場合には8日目から療養解除が可能 |
3~5日程度新型 |
新型コロナ(濃厚接触者) |
感染者と濃厚接触した日から5日間 症状がない場合6日目から当園可 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
インフルエンザ (幼稚園) |
発症後5日経過し、かつ解熱後3日を経過するまで | 1-3日程度 |
発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感 多くの場合、激しいせきをともなう。鼻水は後から続く。
症状は重く、感染から1-2日の潜伏期間をおいて3日目頃から |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
百日咳 | 特有な咳が消失するまで、または5日間の適正な抗菌薬療法が終了するまで |
5-10日程度 |
鼻水・くしゃみ・せきなどの風邪の初期症状が2-3週間程度続き |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
麻疹 (はしか) |
解熱した後3日を経過するまで | 10-12日程度 |
「38℃前後の発熱」、「鼻汁」、「咳」、「くしゃみ」などの風邪と同様の症状が 見られ、さらに「めやに」や「結膜充血」などの症状がみられ、徐々に悪化して いきます。 しかし、はしかは途中で短期間解熱する(1℃くらい下がり気味)という特徴が あります。 そして最初の発熱が下がってくる頃、ほほの内側に細かな白い発疹 (コプリック斑)がみられるのが麻疹の症状の大きな特徴。 2回目の発熱は、最初の発熱より高くなることが多く、40℃を超えることも あります。 そして、はしかの症状の特徴である発疹が同時に出現してきます。 発疹は、はじめ赤い2,3ミリ程度の小さな発疹として首や耳の後ろに出てきます。 その後、互いに融合して、不整形の赤い斑点として見え、次第に 顔から体全体、手足の末端へと広がっていきます。 胴体部分の発疹の各々は、徐々に癒合(ゆごう)して大きくなってゆき やや盛り上がって、色は濃くなっていきます。 発疹が全身に広がった頃に、熱は徐々に下がってきます。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) |
耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まったあと5日を経過し、かつ全身状態が良好となるまで。 | 2-3週間程度 |
発熱・食欲低下・耳下腺部(耳たぶ~耳の前のあごのラインに沿って)が
腫れます。 |
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登園停止期間など | 潜伏期間 | |
風疹 |
紅斑性の発疹が 消失するまで |
2-3週間程度 |
病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
水痘 |
すべての発疹が痂皮化(かさぶた)するまで | 2週間程度 |
37-38度台の発熱が2~4日間続くことがおおい。4人に1人くらいは 発熱がありません。 湿疹は、紅斑(赤いブツブツ)→丘疹(少し小さく盛りあがる)→ 水疱(少し水を持ったような水ぶくれ)→痂皮(かさぶた)というような経過 をたどり、進行はきわめて早い。 (数時間~3、4日)また、体や手足、口の中、頭髪部位にも出来る。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
咽頭結膜熱 |
主要症状が消退した後 |
5-7日程度 |
38-40度程度の高熱が4-5日前後続きます。 のどが赤くなり、痛みを伴うこととも多いようです。 扁桃腺炎もよく伴います。そのため食欲不振や不機嫌、よだれが出ます。 5~7日で症状は軽減します。両側または片側の結膜が赤く充血します。 眼が痛い、目やに、光がまぶしいなどの症状もあります。 その他、一般的なかぜの症状 (頭痛、寒気、食欲不振、せき、鼻水、リンパ腺の腫れ)があります。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
結核 |
医師により感染のおそれが |
1-2ヶ月程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
腸管出血性 |
症状が改善し医師により |
2-9日程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
流行性角結膜炎 |
眼症状改善し、医師により |
1-2週間 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
急性出血性 |
眼症状改善し、医師により |
1日程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
溶連菌感染症 |
適切な抗生剤治療後 |
2-4日程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
ウイルス肝炎 |
主要症状が消失し |
2-7週間程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
手足口病 |
解熱し全身状態安定して |
3-7日程度 |
一般的なかぜ症状(熱に伴う頭痛や筋肉痛、嘔吐や下痢)の他に 手のひら、足の裏、手の甲、足の甲、膝、肘、おしりに出現します。 2~7mm程度の大きさの水疱で、まわりが少し赤くなります。 発疹は痛みや、かゆみは少なく(たまに痛いという人もいますが)5~7日で 消えます。 2~5mm程度の口内の水疱が、数個~10数個できます。 やぶれて潰瘍化したりするので痛みを伴うことが多く、 食欲不振や不機嫌、よだれが出ます。 とくに舌周縁部のものは痛みが強いようです。 これも5~7日で消えます。 熱はないか、あっても1~2日程度の微熱のことが多い。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
手足口病 ヘルパンギーナ |
解熱し全身状態安定して |
3-7日程度 |
一般的なかぜ症状(熱に伴う頭痛や筋肉痛、嘔吐や下痢)の他に高熱が3日前後 続きます。 2~3mm程度の口内の水疱疹~潰瘍が、口峡部(のどちんこあたり)に 数個~10数個できます。 発熱と同時か1日遅れくらいで出現します痛みを伴うことが多く 、食欲不振や不機嫌、よだれが出ます。5~7日で症状は軽減します。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
伝染性紅斑 (りんご病) |
発疹期には感染力は |
2週間程度 |
軽い風邪症状の後、左右の頬が赤くなり、数日~1週間ほど続きます。 紅斑が鼻根部でつながり蝶が羽根を広げた形に見えることもあります。 また、かゆみを伴うこともあります。 太股や腕を中心に、レース様の赤い発疹が出ます。 (頬の紅斑より1-2日遅れて出てくることが多い) 発疹は、数日~1週間程度続き、かゆみを伴うこともあります。 頬の発赤と同じく、紅斑は日光などの刺激で悪くなることもあります。 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
マイコプラズマ |
感染力の強い急性期が |
1-3週間程度 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
流行性 |
下痢・嘔吐から回復し |
1-3日程度 |
ロタウイルス胃腸炎 (うとうとする、ぐったりする、反応が悪い、興奮する、機嫌が悪い 手足が冷たい苦しそうである、唇がひどく乾燥する) が見られたらすぐに病院を受診してください。
下痢があるときの食事 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
水いぼ |
原則としてプールを禁止 |
2-7週間程度 |
自覚症状はなく、顔面、頭、手足より体に出来る発疹 |
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病名 | 登園停止期間など | 潜伏期間 |
伝染性膿痂疹 |
病巣の処置と被覆。 |
1-3日程度 |
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